おたふく風邪に大人がなったらヤバい!初期症状・合併症の怖さ

昔は冬から春にかけて流行すると言われていたおたふく風邪ですが、今は時期に関係なく感染する恐れがある病気です。

 

 

おたふく風邪も水疱瘡やはしか同様、一度かかればニ度目はかからないと言われています。

 

 

誰にでもなる病気ですので、どうせなるなら子供の頃になってしまった方が、将来おたふく風邪を気にする事もなくなりますし、大人になってからかかると合併症を引きおこす可能性が高まるので厄介・・・という事です。

 

 

しかし、大人のおたふく風邪は具体的にはどのような症状が表れて、どのように危険なのか、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?

 

 

今回は、大人のおたふく風邪の初期症状や重症化するとどうなるのか、また予防接種はいつ受けるのが良いのか、などを紹介していきます。

 

 


 

【大人のおたふく風邪の初期症状とは?】

参照元URL http://izakazoku.com/

一般的におたふく風邪と言われていますが、正式名称は『流行性耳下腺炎』と言います。

 

 

耳の下の辺りが腫れ、強い痛みを感じるのが特徴で、その腫れが次第に顎の方まで広がっていき、おたふく面のように見える事から『おたふく風邪』と表現されています。

 

 

一般的な初期症状としては、子供も大人も同じ「軽い首の痛み」や「頭痛」、「腹痛」などが挙げられます。

 

 

しかしこれは、普通の風邪の症状とよく似ているし、普段から肩こりや頭痛持ちの人は、いつもの事だとスルーしてしまいますよね・・・

 

 

よって、多くの方は高熱や耳の下部の痛みや腫れを感じない限り、この初期症状だけでは素人がおたふく風邪だと見抜く事は難しいです。

 

 

おたふく風邪になっている人に近づいた事がある人が、風邪っぽい症状がでた場合は、接触感染・飛沫感染を疑った方がいいでしょう!!!

 

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【おたふく風邪の感染経路や潜伏期間】

参照元URL http://goddy-layout.com/

おたふく風邪のウイルス名は『ムンプスウイルス』

 

 

一般的な風邪と同じく、『飛沫感染』・『接触感染』で感染します。

 

 

また、感染してもすぐには症状が表れるのではなく、10日から20日間の潜伏期間経て、発症すると48時間以内に。

 

 

感染力が最も強い時期は、この潜伏期間中です!!!

 

 

主に、子供の看病中に感染してしまう家族が多いようで、子供が回復し、自分にも自覚症状が無いからと安心した頃に発症してしまうというケースが1番多いようです。

 

 

おたふく風邪は忘れた頃にやってくるのは本当で、こういったケースの場合、約3週間以内に風邪っぽい症状がでたら、即座におたふく風邪を疑い、病院に行く事で潜伏期間中に対策する事ができます。

 

 

自覚症状が無くても、家族が感染中や、回復してもしばらくはマスクなどで周囲にうつさないようにするのが感染経路を断つ近道です!

 

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【大人のおたふく風邪が重症化したら?】

参照元URL http://chietoku.com/

大人がおたふく風邪を発症するとどのような症状が表れるのでしょうか?

 

 

前述したとおり、初期症状は普段の風邪と同じような事がほとんど。

 

 

その後、38度台の高熱が出てきます。

酷い人は40度台まで上がる事もあります。

 

 

しかし、これも熱だけだとちょっと酷い風邪だと思いがち・・・。

 

 

大人がおたふく風邪だと自覚するのは、耳から頬・顎にかけての腫れが出てきてからではないでしょうか?

 

 

この腫れも、片側だけの人もいますし、時間差で両側腫れてくる人もいます。

 

 

発症期間としては、約4日~10日ですが、人によってはこれが過ぎても腫れがなかなか引かない人もいます。

 

 

このまま腫れがひいて症状が落ち着いてくれればいいのですが、大人がおたふく風邪になって1番怖いのはこの後の合併症です。

 

 

男性と女性ではその合併症状が違いますので、それぞれ紹介します。

 

 

 

男性⇒『睾丸炎・精巣炎』

男性に見られる症状としては、「睾丸炎・精巣炎」が挙げられます。

 

 

特に、おたふく風邪からの睾丸炎の発症率は20%~30%。

 

 

睾丸炎とは、睾丸に「激痛・腫れ・陰嚢に赤み」を生じる症状です。

 

 

これは、片方の睾丸だけ発症する事が多いのが特徴ですが、稀に両側に発症し、それが原因で無精子症になる事もある怖い病気です!

 

 

 

女性⇒『卵巣炎』

女性に見られる症状としては、卵巣炎が挙げられます。

 

 

こちらの発症率は7%くらいと低めですが、卵巣の炎症に伴い、下腹部の痛みや高熱などの症状が表れ、悪化すると吐き気やおりものが増えるといった症状も出てくることがあります。

 

 

しかし、睾丸炎同様、片側だけに発症する事が多いのが特徴ですので、これが不妊の直接的な原因になる事は稀のようですよ。

 

 

 

妊婦⇒『流産の危険性』

妊娠中の女性が感染してしまうと、流産の危険性が高くなると言われています。

 

 

一番危険性が高い時期は妊娠初期と言われていますが、妊娠期間中は予防接種を受ける事が出来ません。

 

 

妊娠を希望していて、まだおたふくに感染した事が無い方は、妊娠前に予防接種を受けておくと安心かと思います。

 

 

 

『その他の合併症』

男女共通で見られる症状としては「髄膜炎」・「骨髄炎」・「心筋炎」・「膵炎」・「難聴」・「溶血性貧血」など、他にも多くの合併症が挙げられます。

 

 

髄膜炎や難聴などは、激しい頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状も表れるため、日常生活への支障が心配されます。

 

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【大人がおたふく風邪になった時、受診する病院は?】

参照元URL http://izakazoku.com/

大人がおたふくに感染した疑いがある時は、かかりつけの内科・耳鼻科を受診しましょう。

 

 

症状により、解熱剤や抗生物質、鎮痛剤などを処方されます。

 

 

近くに感染した人がいる場合や、首の痛みが長引く場合などは、早めに医療機関を受診しましょう。

 


 

【大人がおたふく風邪になる前に、予防接種で対策】

参照元URL http://osiyosan-1.com/

おたふくに風邪に感染しないに越した事はありませんが、感染しても重症化しないように、予防接種で対策する事も出来ます。

 

 

病院にもよりますが、全国で平均5000~8000円でおたふく風邪予防接種を受けられます。

 

 

おたふく風邪の予防注射は、2回の摂取で予防効果90%抗体が出来ると言われていますからね。

 

 

おたふくの予防接種は、内科の病院で受ける事が可能で、事前に予約すれば、最寄りやかかりつけなど多くの病院で対応してくれているので安心です!

 

 

また、症状が表れていなくても、実は感染していたというケースもあるので、予防接種の前に抗体検査を実施してくれる病院もあります。

 

 

希望して抗体検査を受ける事も可能ですが、費用は自費になりますし、抗体を持っていても摂取は出来ますので、心配な場合は予防接種を受けてしまう方が良いかもしれません。

 

 

何カ所か病院の候補がある場合は、費用も確認してから予約すると安価で済むので、良いかもしれません。

 

 

予防接種後、ごく稀に副作用が出る事もあり、症状としては2~3週間後に発熱や吐き気、耳の下部の腫れなど。

 

 

今まで予防接種で副作用の経験が無ければ大丈夫だと言われていますが、これは数日で治まりますので、慌てないようにして下さい。

 

 


 

また、まだかかった経験がない方は、自分は絶対大丈夫だという事はありません。

 

 

費用は自己負担にはなりますが、感染し重症化して危険な状態になるのを避けるためにも、予防接種を受けておくのが1番の解決策だと思います。

 

 

いつ、どのタイミングで感染するかは誰にも分かりませんし、自分の健康のための投資だと考えれば、安いものですからね!

 

 

以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「おたふく風邪に大人がなったらヤバい!初期症状・合併症の怖さ」でした。

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