花粉症の注射の値段はいくら?各種類の費用相場/施術内容/効果

花粉症の人にとって、春頃の飛散量が多い時期は本当に地獄・・・。

桜が咲き暖かな陽気の中、ピクニック・ハイキング・お花見に行っても、花粉症がゆえに思いっきり楽しめませんよね。

薬で抑えていたとしても、効き目が切れた時にしっぺ返しのように強烈な症状が発動するので、本当に大変です。

花粉症の人ならわかるあるあるかと思います。

たかが数か月だからと我慢する人もいればと、処方された薬や市販薬で乗り切ろうとする人もいますが、花粉症を軽減するには注射が一番というのを聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?

今回は、花粉症の注射についてご説明していきます。

 

 


 

【花粉症注射には種類がある!】

 

参照元URL https://www.pakutaso.com/

 

まず第一に、花粉症はアレルギー症状です。

アレルギーには、根本的に一発で聞くという治療法はまだ確立されていません。

あくまでも、症状を緩和するという点でご紹介していきます。

また、一口に花粉症と言っても、様々な草花/アレルゲンが存在しますので、一度血液検査を受けて、自分はどのアレルギーに反応しているのかを事前にしっかりと把握しておきましょう。

 

それでは、本題に入ります。

 

花粉症の注射には3種類あります。

『アレルギー物質注射』・『ヒスタグロビン注射』・『ステロイド注射』の3つです。

この他に、強力ネオミノファーゲンC注射やプラセンタ注射などを用いる場合もありますが、一般的にはこの3つとなります。

それぞれに特徴や施術方法、時期や費用、副作用など違いがありますので、次で詳しくご説明していきます。

 

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【アレルギー物質注射について】(費用/メリット/デメリット)

 

「施術内容」

減感作療法とも呼ばれるこの注射は、スギやヒノキなどのアレルゲンを含む少量の注射を打つ施術です。

アレルゲンが入ると、逆に症状が酷くなるように思いがちですが、ごく少量ならば身体がアレルギー反応を起こす事は少ないといわれています。

アレルギー症状は、大量のアレルゲンが体内に侵入する事により、免疫細胞が過剰反応を起こす事で起こります。

その為、この法則を逆手に取り、ごく少量の注射を繰り返し行い、徐々にアレルゲンの量を増やしていく事で体内に抗体を作り強くなっていく為、実際に日常生活でアレルゲンを取り込んでも反応が出にくくなるという治療法です。

薬とは違い、アレルギー反応の根本的な治療になるので、上手くいくと薬を飲まなくても生活に支障が無いくらいまで改善され、成功率が高いと言われています。

 

「費用相場」

この注射は保険適用外になる為、かかりつけの医療機関によって費用が異なります。

平均的には、アレルギー検査を含めた初診料で約5,000円程度、高くても10,000円あれば足りるようです。

再診料は、都度注射をするだけなので約500~1000円となっています。

 

「メリットとデメリット」

最大のメリットは多きな副作用が無く身体への負担が少なくて済むという事です。

初診料は多少掛かりますが、再診料は、注射料金だけなので、金銭的な負担も少ないです。

デメリットとしては、即効性が期待できない事です。

どんなに早くても、効き目が期待できるのが約3ヶ月後くらいになるので、根気強く病院に通う必要があり、その期間は2~3年、長いと5年以上もかかる場合もあります。

 

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【ヒスタグロビン注射について】(費用/メリット/デメリット)

 

「施術内容」

非特異的減感作療法とも呼ばれる治療方法で、ヒスタミンの成分が含まれているヒスタグロビンという注射を打つ施術になります。

なぜヒスタミンを注射するかと言うと、花粉症は対象のアレルゲンがもとになり、ヒスタミンというアレルギー物質が出来る事で起こります。

その為、ヒスタミンに対する耐性を作る為にヒスタミンを注射し、アレルギー反応を軽減させるのが目的です。

注射するのは、ヒトから採取した免疫グロブリンに塩酸ヒスタミンを加えた製剤「ヒスタグロビン」という成分です。

飲み薬でも抗ヒスタミン剤が処方されたりするのは、この原理に基づいている為です。

週に2回の注射を2週間続ける事で、効果は3~4ヶ月続くといわれています。

 

「費用相場」

この治療は保険が適用されるので負担金は少なく、初診料だと高くても3,000円前後、注射代のみだと再診からは500円程度で受診可能となっています。

 

「メリット・デメリット」

メリットは、保険が効くので費用負担が少ない事と、2週間の治療で効果が持続してくれる点です。

デメリットは、週2回、キチンと治療を受けなけらば行けない点と、ごくまれに、人によっては、頭痛や吐き気、鼻水や鼻詰まりなどのアレルギー反応が出る場合もあります。

 

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【ステロイド注射について】(費用/メリット/デメリット)

 

「施術内容」

ケナコルトAというステロイドを打つ施術となります。

1回の注射で1~3ヶ月効き目が期待でき、即効性のある治療方法といわれています。

 

「費用相場」

診察代は保険適用ですが、注射代は1000円~10000円程と、医療機関により値段の幅がかなりあるので受診前に必ず確認するようにして下さい。

 

「メリット・デメリット」

最大のメリットは、即効性があり、1回の施術で効果が持続するとこです。

辛い花粉症を早く治めたい、通院する時間が無い人には良い治療方かと思います。

デメリットは、副作用が大きい事です。

例えば、ホルモン異常や、免疫力低下、副腎機能不全、糖尿病、精神障害、倦怠感、肝機能障害など、かなりつらい副作用が効果が持続している期間続くといわれている為、日本耳鼻科学会や日本アレルギー学会ではあまり推奨されていない治療方法です。

希望すれば治療はもちろん受けられますが、その後の副作用については自己責任になります。

 


 

【花粉症注射は何科に受診?受診する時期は?】

 

花粉症治療を受ける一番の科は「花粉症外来」です。

しかし、花粉症外来はまだあまり多くない為、近くにない場合は「耳鼻咽喉科・耳鼻科・内科」で構いません。

 

花粉症注射を受ける時期は、ステロイド注射以外は効果が出るまで時間が掛かります。

その為、自分の症状が強くなる時期や、飛散量が多くなる時期から逆算して3か月前~半年前くらいを目安に受診するようにしましょう。

 

 


 

辛い症状を軽減してくれる花粉症の注射ですが、安易に手を出してしまうと、長い副作用に悩まされ、逆に身体が疲れてしまう場合もあります。

まずは事前に血液検査を行い、もし注射を受ける場合は、医師としっかり相談し、最適な方法を取るようにしてください。

以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「花粉症の注射の値段はいくら?各種類の費用相場/施術内容/効果」でした。

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