生牡蠣であたった時の初期症状とは?

生牡蠣を食べて具合が悪くなった経験がある方も少なくありません。

 

食あたりを起こす原因は何なのか?そもそも食あたりの初期症状はどのようなものなのか?潜伏期間や生牡蠣特有の食あたりの症状はあるのか?気になる所ですよね。

 

今回は、生牡蠣を食べて具合が悪くなった時に起こる初期症状や原因、受診すべき医療機関などをご紹介します。

 

 


 

【生牡蠣での食あたりの初期症状】

参照元URL https://www.photo-ac.com/

 

生牡蠣を食べた事による食あたりの原因はいくつか考えられます。

 

それについては後程詳しく説明するとして、まずは初期症状についてご説明します。

 

「初期症状①」

口の中が熱くなる感じ・頬が赤らむ・寒気といった症状が表れ、少し酷い症状だと動悸や手足が引きつるような感覚に襲われます。

 

「初期症状②」

その後、しばらくすると表れるのが激しい腹痛・下痢・吐き気の症状です。

食べ過ぎによる腹痛とは違い、キリキリと胃が締め付けられるような痛みとともに吐き気も同時に発症してきます。

とにかく上からも下からも、激しい下痢の症状と嘔吐により、トイレから出られなくなるようになるのが特徴です。(食べ過ぎによる腹痛の場合は一旦出せば収まります)

 

一般的に生牡蠣による食あたりの初期症状が出始める時間は、早いと食後30分~1時間程で出始めます。

 

生牡蠣を食べた後に上記のような症状が表れたら要注意、生牡蠣での食あたりの可能性が高いです。

 

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【生牡蠣の食あたりを起こす原因菌!潜伏期間は?】

参照元URL https://www.photo-ac.com/

 

生牡蠣による食あたりを起こす原因菌は大きく分けて3つあり、その菌について詳しくご紹介します。

 

 

原因菌①『腸炎ビブリオ』

流行時期:5月~9月

感染経路:腸炎ビブリオが付着した生牡蠣を食べる事により感染

 

今の時期、一番可能性が高くなるのがこの腸炎ビブリオで、この菌は水温が15度以上になると活発に活動し増殖を繰り返します。

この菌が多く付着した生牡蠣を食べた場合、食あたりを引き起こしてしまいます。

加熱しない分、この菌にあたらないようにするには超新鮮な生牡蠣を提供しているお店以外では食べないようにした方がいいでしょう。

潜伏期間は10時間から24時間と早く、38℃程度の発熱、腹痛、嘔吐、下痢(血便の場合あり)と、かなり厄介な症状を引き起こします。

発症しても症状が長引く事は少なく、重篤になりにくいとも言われていますが、免疫が下がっている時や年配の方は症状が重くなる可能性が高い為注意が必要です。

 

 

原因菌②『ノロウイルス』

流行期間:11月~3月

感染経路:感染した貝類の加熱不足 (85℃・60秒加熱で死滅します)/症状が出ていなくても、既にノロウイルスに感染している、もしくは感染後完治したと思った人が調理した料理を摂取する/感染者の便や嘔吐物などの処理の際に接触感染、または感染者からの飛沫感染や空気感染

 

生牡蠣であたった=ノロウイルスというイメージが強いですよね。

それで正解で、特に冬場の生牡蠣での食あたりの多くの原因菌はノロウイルスによるものです。

潜伏期間は24時間~48時間で、例え微量の菌を体内に取り込んだだけでも、潜伏期間中に増殖する力を持った強力な菌なので注意が必要です。

頭痛や微熱(38℃以下)を引き起こし、倦怠感や関節痛も起こす為、風邪の症状とも勘違いしがちですが、激しい嘔吐と下痢も伴う為、倦怠感+腹痛・下痢が出てきたら、ノロウイルスをまずは疑った方が賢明です。

このウイルスの厄介な点は症状が治まってもまだ菌が体内に残っている事・その菌が他の人に移ってしまう事・下痢と嘔吐により脱水症状も併発してしまう事など、油断大敵なウイルスなのです。

 

 

原因菌③『貝毒』

流行期間:3月~5月 10月~11月

感染経路:有毒プランクトンを餌として食べた2枚貝を食べる事により感染

 

可能性としては3つの中で一番低い部類に入る原因菌となります。

しかし、症状が重篤になる可能性が高い為注意が必要です。

有毒なプランクトンを食べた生牡蠣が毒素を体内に溜め込み、その生牡蠣を食べてしまう事により発症します。

一般的に市販されている生牡蠣は、この貝毒の検査をしているのであたる確率は非常に低いですが、素潜りなどで天然で採れた物をそのまま食べると運悪くこの貝毒に当たってしまう可能性があります。

症状としては激しい下痢を引き起こす毒と、痙攣や言語障害、呼吸困難を起こす毒があり、特に危険なのが麻痺性の毒になります。

症状も早ければ食後30分後に現われますが、特効薬が無く、過剰に摂取してしまうと最悪の場合死に至る事もありますので採れたてを食べる際には注意して下さい。

 

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【生牡蠣であたった!受診する病院は?】

参照元URL https://www.photo-ac.com/

 

生牡蠣であたった事がある方ならわかると思いますが、あたった事がない方は多分耐えられない苦痛を経験すると思うので必ず病院へ直行する事になるかと思います。

 

稀に、軽症だし症状も落ち着いたし大丈夫!っという強者はいますが、これらの菌は強力であり潜伏期間が長い為、生牡蠣を食べてから体調に違和感を感じたら重症度に限らず念には念をで必ず医療機関を受診しましょう。

 

受診するべきは「内科・消化器内科」になります。

 

その際には「いつからその症状が出たのか・生牡蠣を食べた経緯・身内で同じ症状の人がいるか」などをお医者さんにしっかりと伝えて下さい。

 

治療内容は「便や嘔吐物から原因菌を特定し、抗生物質や点滴などの治療」が行われる事がほとんどになります。

 

持病などが無い健康な成人の場合、2~3日程度で症状は回復に向かいます。

 

市販薬を飲んで(下痢止め・吐き気止めなど)症状を誤魔化す行為は危険です。症状を重くする事に繋がりますので避けて下さい。

 

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旬な時期に旬のものを食べたくなるのは仕方のない事ですが、食あたりの危険性もあるのだという事を念頭において、少しでもおかしいな?と思ったら、自己判断せず重症になる前に早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

また、市販の生牡蠣を食べる時は必ず『生食用』を選び、くれぐれも『加熱用』を生で食べないようにして下さいね。

 

以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「生牡蠣であたった時の初期症状とは?」でした。

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