カイロのゴミの分別は可燃or不燃?正しい捨て方や危険性について
寒くなると必需品になるのが「使い捨てカイロ」
揉むだけであっという間に温めてくれる万能で便利なアイテムですが、使い終わったカイロの処分に困った事はありませんか?
改めて考えると、使い捨てカイロの正しい処分方法って知らなかったりしますよね。
今回は、そんな使い捨てカイロについて、正しい処分方法や間違った処分危険性などをご紹介していきます。
【使い捨てカイロの中身は何?】
参照元URL http://gahag.net/
処分するにあたって、まず気になるのが、カイロに入っている中身ですよね。
カイロの外側は不織布のようなものだと分かりますが、中にはどのようなものが入っているのでしょうか?
①【鉄粉】
その名の通り「鉄の粉」です。カイロの中身の5割をしめています。
空気中の酸素や水分に触れる事で酸化反応を起こし、短時間で熱を帯びさせる原理になっています。
②【水】
意外ですが、水も成分に入っていて、鉄分のサビを促進させる働き(酸化反応)をしています。
③【バーミキュライト】
高い保水力を誇る鉱物の一種で、小さい穴がたくさん開いているのが特徴です。
カイロに水分が入っていても湿らないのは、このバーミキュライトのおかげです。
④【塩分】
水分と同じく、鉄粉のサビを促進させる働きをしています。
⑤【活性炭】
表面に無数の穴がある為、空気を沢山取り込む作用があります。
こちらは、鉄粉の酸化を促進させる働きをしています。
基本的な成分は、このようになっています。
これらがカイロの中で混ざり合う事により化学反応が起こり「熱」を発生させています。
【カイロを捨てる時は可燃ゴミ?不燃ゴミ?】
参照元URL https://www.irasutoya.com/
カイロの袋の表示をよく見ると、「各地方自治体の分別に従って下さい」とあります。
住んでいる地域によって分別方法が異なるので「お住まいに地域の分別表か、自治体のHPなどで、可燃ごみなのか、不燃ごみなのかを確認」する必要があります。
同じ県内でも、例えば、さいたま市では不燃ごみ、川口市では可燃ごみとなっているように相違があるのが現状です。
ネットで調べてもわからないな場合は、役場に電話で問い合わせれば丁寧に教えてくれますよ!
そして、可燃ごみでも、不燃ごみでも捨て方は同じです。
必ずカイロの熱が完全に冷めきってからそのまま捨てて下さい。
中身を取り出したりはしないで、熱が冷え切ったら決められた分別に従い規定のごみの日に出しましょう!
また、使用期限切れのカイロ・未使用のカイロの処分方法も、一度温めた後に完全に冷え切ってから捨てるようにして下さい。
【カイロを捨てると火事になるって本当?】
カイロが熱を持ったまま捨てる行為は「発火したり、水分を含むと火事になる」などと聞いた事はありませんか?
その為、カイロを捨てる時は「必ず熱が冷めきってから」という決まりがあると思っているかもしれませんが、実際は自然発火する危険性は低いといわれています。
というのも、使用済みのカイロは既に熱を放熱しているので、発火の危険性は少なくなっているのです。
また、発熱しても70度前後にしかならないので自然発火の可能性も低いのです。
入念に調べたところ、カイロが原因で火事になったという事例がありませんでした。
しかし、万が一という場合もありますので、必ず冷め切ってから地域の分別方法に従って捨てるようにして下さいね。
【使用済みカイロの有効な活用法とは?】
使用済みカイロも使い道があるので、有効活用法をご紹介します。
①【消臭剤として】
靴箱や、冬場のブーツなどに入れておくと、嫌な臭いを軽減する消臭剤の働きをしてくれます。
その理由は、カイロには脱臭効果がある「活性炭」が含まれているからです。
靴にはそのまま入れても良いですし、靴箱全体を消臭したい場合は、小皿などに中身を移し替えて使うとより効果的ですよ。
また、吸湿効果も期待できるので、クローゼットの湿度コントロールにも効果的です。
②【園芸に】
カイロに含まれるバーミキュライトが、土壌の改善に効果的です。
バーミキュライトは「保水性・通気性・保肥性」が高いため、草花を元気にしてくれます。
また、活性炭・鉄分も土壌には嬉しい成分です。
鉄分も多い為、鉄の成分が土壌の栄養を豊かにし、活性炭は、吸着機能の高さから、農作物の化学物質を吸収し、安全性をより高めてくれます。
但し、カイロに含まれる塩分は、農作物にはあまり好影響を与えないので、一度コーヒーフィルターなどで、ろ過してから使用して下さい。
③【浄水効果】
水を浄化してくれる効果があります。
カイロに含まれる活性炭には、物質の吸着作用がある為、この働きは、水にも効果的です。
吸着作用により水質が浄化され、お風呂などに浮かべるだけで水質が向上します。
これからの冬時期に欠かせないカイロ。
正しい使い方と捨て方をして、使用後も有効活用していきましょうね。
以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「カイロのゴミの分別は可燃or不燃?正しい捨て方や危険性について」でした。
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