鼻水の色(透明・白・黄・緑・茶・赤)でわかる風邪・それ以外の病気は?

寒くなると、どんなに気を付けていても体調を崩してしまう時もあり、インフルエンザが流行する時期でも、自分だけは絶対に大丈夫だとは言い切れなくなりますよね。

 

 

多くの方は、熱もない、もしくは下がった、鼻水が出るくらいだからもう大丈夫、マスクをすれば問題なく仕事や学校に行けるだろうっと安易に考えてしまいます。

 

 

そういった時は、鼻水の色で風邪による症状の具合を見極めましょう!

 

 

鼻水だけだからと油断していたら、ただの風邪ではなかったなんて事もあるので、今回は、鼻水の色でわかる風邪の進行具合や、風邪以外の鼻水の色で疑うべき症状をご紹介致します。

 

 


 

【鼻水の色でわかる風邪の進行具合】

参照元URL https://www.pakutaso.com

 

『透明な鼻水』

透明でさらさらした鼻水は、とめどなく流れてきたりして厄介ですが、この鼻水が出ている時は「風邪の引き始め・花粉・ダニ・ホコリ」などによるアレルギーにより引き起こされている事が多い色です。

 

「みずっぱな」とも言われています。

 

風邪のウイルスやアレルギー物質が鼻の粘膜に付着し、その物質を体外に排除しようとするのに鼻水が出てきます。

 

透明な鼻水が多く出てくるようになった時は、風邪の初期症状やアレルギー反応かもしれないと考え、早めの対策を取りましょう。

 

 

 

『白色の鼻水』

白色の鼻水は、体内の白血球が細菌に対して「戦う準備」をしている状態です。

 

粘膜に付着したウイルスや細菌を体外に排出しようしている段階なので、身体の抵抗力も弱ってきている証拠。

 

白っぽい鼻水が出て来ている時は、症状が悪化しないように、身体を休めたり栄養のある飲食物を摂取するように心掛ける事が大切です。

 

 

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『黄色(黄緑色)の鼻水』

風邪の症状が辛い時など、粘っこい黄色や黄緑色の鼻水が出る時があります。

 

これは、体内で白血球が必死にウイルスと戦っている証拠で、必死に戦った白血球やウイルスや菌が鼻水として体外に排出されているからです。(膿のようなものです)

 

よく黄色い鼻水は、風邪が治りかけている証拠だと言われますが、実は間違いで、あくまでも体内でウイルス菌と白血球が進行形で戦っている真っ最中なので、もう大丈夫だと油断せずに無理せず身体を休めるようにしましょう。

 

また、「副鼻腔炎(蓄膿症)」のサインとなっている場合もありますので、注意が必要です。

 

 

 

『緑色の鼻水』

黄色が落ち着いたら緑色の鼻水が…、これこそ治りかけの証拠という訳ではありません。

 

黄色から緑に変化した鼻水もまだまだ細菌と戦っている証拠で、粘膜に付着した細菌が増えている証。

 

体の抵抗力も弱っている為、新たな菌に侵されないようにマスクなどで菌を防ぐ必要があります。

 

また、風邪の症状と同時に併発する、「急性副鼻腔炎」の可能性を示すサインにもなりますので、長引く鼻水や、目頭の辺りや頬の上側などに、ズシリと重い痛みや熱を帯びているのを感じたら、耳鼻咽喉科を受診する事をおすすめします。

 

 

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『オレンジ色・茶色の鼻水』

鼻血とは言い難いような、オレンジ色や茶色の鼻水が出てきたら、「副鼻腔炎」を引き起こしている可能性が高くなります。

 

緑色から茶色に変化する場合が多く、この場合は、なるべく早めに耳鼻咽喉科での診察を受けて下さい。

 

副鼻腔炎は放置しておくと、目や脳にまで炎症を拡げ、視覚障害や意識障害など、重篤な症状を引き起こす場合もあります。

 

副鼻腔炎は、鼻水の色以外にも、重苦しい痛みや強烈な臭いなども症状として出てきますので、安易に考えずに適切な処置を受けましょう。

 

 

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『赤色の鼻水』

一般的に「鼻血」と言われる症状ですが、単に鼻血だと捉えるのはちょっと待ってください。

 

長引く鼻水の症状の後に赤色の鼻水が出てきた場合、こちらも副鼻腔炎の可能性があるのです。

 

副鼻腔炎の症状により、副鼻腔内が炎症を起こしただれてしまっている為に、鼻血が出てきていることもあります。

 

また、鼻の粘膜が風邪のウイルスや細菌により傷ついたり、乾燥している時期は、乾燥によってできた傷が炎症を起こし、出血する事により鼻血が出る事も多くあります。

 

さらに掘り下げると、悪性の腫瘍による事もあります。

 

鼻の腫瘍は、鼻の小鼻の横にある上顎洞というところに出来る「扁平上皮癌」が発症率が最も高いのですが、気付きにくいのも特徴です。

 

自覚症状としては、鼻づまりや鼻の中が血のような臭いがするという点なのですが、特に気にしないままスルーしてしまう事が多いのです。

 

見分けるポイントとしては、片方だけの慢性な鼻づまりと、血液のような臭いの鼻血です。

 

特に、腫瘍ができている方だけ鼻づまりが起こるので、おかしいなと思ったら早めに医師の診断を受けて下さい。

 

 

 

鼻水の色は、自分に身体の調子を判断する重要なサインになります。

 

 

単なる鼻風邪、鼻水だと安易に考えてしまわないようにする事が大切です。

 

 


 

完治するまでゆっくりと休養を・・・社会人ならちょっとやそっとの風邪ぐらいで休む訳にはいかないのが現実ですので、風邪症状の鼻水なら、しっかりと栄養を取り、身体を休める為に早く眠るなど、酷くならないような対策を取りましょう。

 

 

また、鼻水が垂れてくると、手元にティッシュが無かったり、癖がついてしまっていたりして、鼻水をすすってしまう方が多いかと思いますが、これはNG行為なんです。

 

 

粘膜に付着したウイルスや細菌を外に排出するための鼻水ですので、すって、しまうとウイルスや細菌を体内に取り込んでしまう事になり、それにより菌が副鼻腔から耳に入り込み、中耳炎を引き起こしてしまう事もあります。

 

 

鼻水は、すすらず、かんで外に出すようにしましょう。

 

 

また、強くかみ過ぎるのも、中耳炎の一因になりますので、片方ずつ、優しく、少しずつかむのがポイントです。

 

 

そして、少しでもいつもとは違う鼻水だなと感じたら、早めにかかりつけの耳鼻科を受診しましょう。

 

 

以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「鼻水の色(透明・白・黄・緑・茶・赤)でわかる風邪・それ以外の病気は?」でした。

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