中絶が初期の場合、費用の相場と手術の流れ!

母体の健康状態や経済的な理由、望まれない妊娠など、日本の母体健康法に基づき、人工妊娠中絶を選択せざるおえない女性も多くいます。

 

 

年間20~30万件の中絶手術が行われており、年代としては、10代・20代の年代が多くの割合を占めています。

 

 

妊娠が発覚し、中絶手術が受けられるのは、妊娠22週未満(妊娠21週6日)までで、それ以降はいかなる理由があっても手術を行う事が出来なくなり、週数が増えれば増えるほど、母体への負担やリスクも大きくなっていきます。

 

 

中絶手術は早ければ早いほど良いのですが、経過の週数によって、「初期」・「中期」に分類され、その術式も費用も異なってきます。

 

 

今回は、人工妊娠中絶を初期と中期に分けて、手術の流れと費用をご紹介していきます。

 

 


 

【中絶が初期の場合、手術流れと費用は?】

参照元URL https://www.photo-ac.com/

 

・「初期手術が可能な期間・術式」

妊娠0週~15週(約3ヶ月)までが妊娠初期にあたり、受ける手術を「初期中絶手術」と言います。

 

 

基本的な流れは、膣から器具を挿入して行う手術になります。

 

 

手術を行うにあたり、医師から子宮内で妊娠しているかの診察を受け、血液検査や心電図などの検査を経て、異常が無ければ手術日を決定します。

 

 

病院により多少差はありますが、前日の21時以降は絶食となる事が多くなります。

 

 

当日の流れは以下のようになります↓

 

 

『子宮内容除去術』

事前処置が必要になるので、早朝に来院し、「ラミナリア」・「ダイラパン」と呼ばれる棒状の子宮口を拡げる器具を入れます。

挿入自体はあっという間ですが、挿入の際、膣内を引っ張られるような痛みを感じる事もあります。

 

 

処置後はベッドで横になりながら、器具が水分を吸って膨張し、子宮口が広がるのを待ちます。

特に痛みは感じません。栄養剤などを点滴される事もあります。

 

 

子宮口が開いたら手術室に入り、消毒した後、点滴の管から静脈麻酔を入れられ、麻酔が効いてくると手術が始まります。

麻酔の液が入り始める時に、多少痛みを感じる事があります。

 

 

術式は「掻爬(そうは)法」か「吸引法」のどちらかで行われる事が一般的です。

掻爬法は、事前に挿入したラミナリアなどを抜いた後、ヘガール拡張器と呼ばれる太さが異なる器具を細い順から使い、少しずつ子宮頸管を拡げていきます。

十分に広がったら、胎盤鉗子という器具を用いて、胎嚢を排出します。

その後キュレットという細長い器具で子宮の中を掻き出します。

吸引法も大きな違いはありませんが、吸引しながら掻き出せる器具を用いるかどうかの違いがあります。

 

 

手術自体は10分から長くても30分未満ですが、麻酔が切れるまで時間が掛かりますので、術後数時間後に目が覚めると、病室のベットにいる事になります。

 

 

手術時間が短い為、日帰りで手術を行う病院が多いですが、大事を取って1泊2日の入院になる病院もあります。

また、日帰りでも麻酔で頭がボウっとしていますので、車の運転は控えて下さい。

 

 

 

・「費用と必要な物」

人工妊娠中絶は保険外診療ですが、身分証明も兼ねて保険証は必要になります。

 

 

18歳未満を除いては保護者の同意も入りませんが、手術する本人とパートナーのサインが入った同意書が必要になります。

 

 

また、術後1週間は出血があるので、生理ショーツと大きめのナプキンは持参で、病院によってはタオルが必要になる場合があります。

 

 

費用は週数により多少の変動はありますが、10万円前後が相場で、高くても15万円あれば足りることがほとんどです。

 

 


 

【中絶が中期の場合、手術の流れと費用は?】

参照元URL https://www.photo-ac.com/

 

・「中期手術が可能な期間・術式」

妊娠16週以降〜27週未満までが妊娠中期にあたります。

 

 

この時期には赤ちゃんの胎盤が完成し成長しているので、初期手術よりもリスクが大きくなっています。

 

 

術式も初期とは全く違うものになり、さらに大きな違いは、中期中絶の正式名称は「人工死産」と呼ばれ、死産届を市区町村役場に提出しなければならない事です。

 

 

死産届を提出した後、埋葬許可証を発行してもらい、赤ちゃんを火葬・納骨する手続きまで行う必要があります。

 

 

手術前の絶食や診察内容は初期段階と同じですが、事前処置は前日から行う事になります。

 

 

詳しい流れは以下の通りです↓

 

 

『人工死産』

手術日を決定したら、その前日に入院準備を整え、来院します。

 

 

初期手術に用いられる、子宮口を広げる為のラミナリアなどを挿入するのですが、中期は1本ではなく、始めに5~7本、数時間後に10~15本使用して、出産の時のように、十分に子宮口を開かせます。

使用本数が多い分、十分に広がるまで、鈍いような痛みや出血が伴います。

子宮口が広がるまでに1~2日要する事もありますので、もちろん入院となり、飲食はラミナリア挿入した晩までになり、その後は処置が終わるまで絶食になります。

 

 

子宮口の広がりが確認できると、人工的に流産させるため、陣痛誘発剤が投与されます。

3時間おきに投与されますが、この促進剤の効き目には個人差があり、すぐに陣痛が始まる人と、数日を要する人とありますので、その場合、自ずと入院日数も長くなります。

 

 

陣痛の間隔が短くなってきたら、分娩台に移動して出産となります。胎児が小さい為、お産の時間は短めですが、その後、胎盤などの子宮内容物の除去を行います。

基本的に、麻酔はしないので、通常のお産のような痛みを伴います。

 

 

処置後は、通常のお産同様、子宮の収縮具合や出血量などを観察するのと、絶対安静の為、3日程度の入院が必要になります。

また、人工的とはいえ、出産した事になるので、悪露(おろ)と呼ばれる出血が1ヶ月ほど続きます。

 

 

入浴は2~3日は控え、医師の許可が下りればシャワーを浴びる事ができます。

退院後も、術後の経過観察の為、指定された日に必ず診察を受ける必要があります。

 

 

・「費用と必要な物」

初期手術同様、保険証とサイン入りの中絶同意書が必要になります。

 

 

最低でも3日、長いと1週間程度入院が必要になりますので、その分の入院用品は必要です。

 

 

死産届は、分娩後7日以内に提出する事が原則ですので、入院が長引きそうな場合は家族などに頼んで提出してもらいましょう。

 

 

費用は、入院が必要な術式の為、初期手術に比べて金額はグンっと上がり、30~50万円くらいが相場になっています。

 

 

これ以外にも通院の費用や薬代、死産届や火葬代など、細かい分の金額を入れると、さらに費用は高くなります。

 

 

しかし、救済措置として、中期中絶は、健康保険から支給される「出産育児一時金」を申請することが可能です。

 

 

出産育児一時金とは、健康保険の被保険者や被扶養者が出産した際に、赤ちゃんひとりにつき42万円が支給されるもので、妊娠12週(4ヶ月)以降の流産や早産の他、人工妊娠中絶も対象になっています。

 

 

中期の中絶はかなり大きな金額になりますので、育児一時金の申請は、忘れずに行うようにしましょう。

 

 


 

初期・中期に関わらず、中絶にはリスクがあります。

 

 

必ずしも術後は不妊になるという事ではありませんが、妊娠期間が進むほどにそのリスクは高くなります。

 

 

例えば、子宮頸管を拡げる処置の際に起こる「子宮頸管裂傷」、分娩後に子宮の収縮が上手くいかず多量出血する「子宮弛緩出血」、子宮内膜が炎症を起こす「子宮内膜炎」など、後に不妊の原因となってしまうリスクや、中絶による精神的なダメージを負う事もあります。

 

 

まずは、望まれない妊娠をしない為に避妊をしっかりとする事や、もし中絶を選択するのなら、一人で悩まず誰かに相談し、納得した上で、しっかりとした医師の元、手術を受けるようにしましょう。

 

 

以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「中絶が初期の場合、費用の相場と手術の流れ!」でした。

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