液体ミルクと粉ミルクの違い(値段・栄養・利便性)
最近、よく耳にする液体ミルク。
聞いたことはあるけど、どんなものか知らない・見たことが無いという人も多いのではないでしょうか?
液体ミルクが日本で一躍有名になったのは、熊本地震での出来事です。
フィンランドからの支援で液体ミルクが送られてきて、乳幼児を抱えた避難者にとってそれはそれは素晴らしい救いの手となりました。
では何故、海外では売られている液体ミルクが日本では売られていないのでしょうか?
粉ミルクを作っていれば液体ミルクも作れるんじゃないかと思いますが、そもそも液体ミルクの規格基準日本には無かったのです。
基準がないと各企業は開発することも出来ませんでしたが、熊本地震をきっかけに液体ミルクの需要を訴えた署名活動が国を動かし、遂に日本でも販売される日が2018年中に実現しそうです。
液体ミルクと粉ミルクの様々な違い
参照元URL https://www.photo-ac.com/
規格基準ができてもすぐ販売ができないのが現実、長期間に渡る保存テストや、細菌が侵入できない衛生的な容器の開発をしなければならないので、私たちの手に国産の液体ミルクが届くにはまだ時間がかかりそうです。
今まで乳幼児に母乳や粉ミルクをメインとして与えてきた人にとっては「液体ミルク」という新しい食品に対して、使ってみたいけど粉ミルクとの違いは何なのか?赤ちゃんに与える物なので特に気になります。
液体ミルクと粉ミルクの違いについて知りたいであろう「値段・栄養・利便性」をご説明していきます。
現段階では輸入品の液体ミルクしか手に入らないので、そちらと比較してご紹介していきます。
液体ミルクと粉ミルクの値段の違い
まずは値段の違いです。一般的な粉ミルクである「明治ほほえみ 800g」と比べてみましょう。
粉ミルク「ほほえみ 800g」のメーカー価格では約 2600 円で販売されており、ミルクにすると約 5900ml 作ることができます。
輸入品の液体ミルクを5900ml分購入するとなると約20000円と8倍ほども値段に差が出てしまいます。
これはあくまで輸入品と比較した価格となり、2018年の夏頃から日本で解禁される国産の液体ミルク(5900ml分)となると粉ミルクの約2倍程度の価格に落ち着くと予想されます。
国産でも粉ミルクの2倍程度の価格になると家計に大きく響いてしまいそうですが、利便性を考えると価格に見合ったメリットがあると言えます。
液体ミルクと粉ミルクの栄養の違い
次に、成分の違いを見ると、液体ミルクも粉ミルクも赤ちゃんのために必要な栄養が豊富に含まれているのは言うまでもありません。
ただ、粉ミルクの場合は作る人によって濃度に差が出でしまいます。
たいしたことがないと思うかもしれませんが、デリケートな赤ちゃんにとっては重大なことです。
粉ミルクが薄いと栄養が不足して発育に支障が出たり、粉ミルクが濃すぎると心臓に負担がかかるだけでなく、脱水症状や便秘につながる場合もあります。
その点、液体ミルクは栄養、成長、頭脳の発育を計算したバランスで同じ濃度のミルクを与えることができます。
赤ちゃんの成長にバランス良く栄養をあげることができる液体ミルクは、粉ミルクに比べると優秀といえるでしょう。
ただ輸入品の液体ミルクの場合、日本では許可されていない成分(添加物など)が含まれている物もあります。
しかし、しっかりとした安全基準を守って作られているのでさほど心配する必要性もないかと思います。(調べたところ、液体ミルクによる事故や事件に繋がった事例も現段階でありません)
輸入品を少しでも信用できない心配な人は、安心安全の国産ブランドの液体ミルクが販売される時期まで待った方がいいでしょう。
液体ミルクと粉ミルクの利便性の違い
液体ミルクは育児に奮闘するお母さんの負担を大きく和らげることが期待されます。
粉ミルクを作る場合は、毎回哺乳瓶を消毒して作る際は清潔な手で粉を量り、お湯を沸かし、水で冷ます。と、段取りに時間がかかります。
それに比べ液体ミルクは、清潔な手で開封し同梱の口をつけるだけ。
夜中に赤ちゃんがぐずってもすぐに与えることができますし、どうしても父親や家族にまかせないといけない時、小さい子供がいてバタバタする時間帯の授乳時など、困った時の助っ人になってくれるでしょう。
外出時にも便利なので、ここぞという時には粉ミルクより液体ミルクのほうが役立ちます。
お母さんの育児の負担と心に余裕を持った生活のためにも家に常備しておくといいかもしれません。
12 か月未満の赤ちゃんにおすすめ液体ミルク・59ml×8 本
開封し、同梱の取り付け用の乳首をつけたらすぐに飲め温める必要もありません。
乳幼児にちょうどいい 59ml で、鉄分、DHA、ビタミン配合の栄養バランスの良い液体ミルクです。
飲み始めたら 1 時間以内に使用し、できなかった場合は破棄しなければなりません。
もちろん冷蔵庫にいれても、容器に移し替えても保存はきかないので注意が必要です。
現に、購入している人は備えとしての利用方法が多いでしょう。
やはり、まだ私たちには馴染みがないので、いざという時にしか使わないと言う人が多いのは仕方がないのかもしれません。
外国に比べまだまだ国内の認知度が低い液体ミルクですが、日本で液体ミルクの製造が実現すれば私たちの身近なものになっていくことでしょう。
以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「液体ミルクと粉ミルクの違い(値段・栄養・利便性)」でした。
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