お雑煮は関西と関東ではどう違う?それぞれの特徴とは
【関西と関東のお雑煮の主な違いは?】
関西と関東のお雑煮の違いや特徴はいくつかありますが、大きな違いはこの2つです。
①関東は醤油ベースの味付けのすまし汁・関西は白味噌ベースのお汁
②関東は角餅で焼きもち・関西は丸餅で煮た物を入れる
すまし汁仕立てと、白味噌ベースでは、全く違う汁のものイメージですよね。
では、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
【関西のお雑煮の特徴】
参照元URL https://www.irasutoya.com/
関西のお雑煮の一番の特徴は、何と言っても「白味噌ベース」という点です。
このルーツについては、元々、京都のお雑煮が白味噌で作られていたことに始まり、京都を発祥にして徐々に関西地方に伝わっていったといわれています。
お餅が丸いのは、鏡餅を模しているから、満月を表し、1年が円満に行くように、豊作を願って、など、縁起が良いものの象徴としてという言われがあります。
また、京文化が強い為、具材の鉄板は、人参(金時人参)、大根、里芋などの根菜が中心で、地物特産の野菜が入る場合があります。
【関東のお雑煮の特徴】
参照元URL https://www.jpnsport.go.jp/
関東のお雑煮の特徴は、具材の味を生かしあっさりとした「醤油ベース」のすまし汁です。
カツオや昆布でだしを取りますが、あくまでも素材の味を生かす為、薄味にするのがポイントです。
また、具材は、鶏肉・かまぼこ・しいたけ・青菜(小松菜など)・みつば・にんじん・大根など、彩りも考えて具沢山なタイプも多いです。
中に入れるお餅は、一度焼いた焼きもち、形は四角い角餅が一般的で、これには、古くから人口が集中していた関東圏では(特に江戸時代)、多くの人へのお餅が必要になり、一つ一つ丸める手間がある丸餅よりも、簡単に切り分けられる角餅が重宝されたためと言われています。
【他の地域で珍しいお雑煮は?】
関東風・関西風と大きく分けられますが、全国には地域の特性を生かした珍しいお雑煮があります。
①『きな粉雑煮』
いわゆる「きな粉雑煮」(親が奈良出身) #あなたのお雑煮見せて pic.twitter.com/rJuMeHimVc
— アイスティー (@aicetea) 2017年1月3日
お雑煮の餅にきな粉付けて食べる、一風変わったお雑煮です。
奈良県のお雑煮として知られています。
関西地方であることから白みそベースのお雑煮に、頭芋、大根、人参、豆腐が入ります。
②『鮭とイクラの親子雑煮』
明けましておめでとうございます。
皆様にとって、笑顔溢れる一年になりますようにお祈り申し上げます(^^)
私的には、家族の健康と昨年のように”愛する音楽”に浸れる日々を送ることが願いです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。#我が家のお雑煮 #新潟風 pic.twitter.com/l0cOimy0dh
— yasko (@yasko_ca) 2017年1月1日
豪雪地帯の新潟県では、お雑煮はお祝いのお料理以外に、越冬する為のお料理でもありました。
名産でもあり、保存も利く鮭を、具合のメインとして入れ、さっと湯がいたイクラをのせれば、あっという間に豪華なお椀に仕上がります。
角餅以外に、大根、ニンジン、サトイモ、ゴボウ、ほうれん草、長ネギ、コンニャク、豆腐など、具沢山なお雑煮です。
③『餅菜入りのあっさり雑煮』
実家お雑煮。たっぷりの鰹で出汁をとって餅菜を入れる。角餅は焼かずに柔らかくなるまで煮ます。 #お雑煮くらべ #愛知県 pic.twitter.com/BX5t3eKpqM
— hiraiwa (@hiraiwa) 2018年1月3日
「名(菜)を上げる」といわれ、縁起物の具材「小松菜の仲間の餅菜」を入れてるお雑煮です。
あまり多くの具材を入れず、餅菜とお餅だけ、出汁と鰹節の風味を生かした味わいを大切にしています。
④『小豆雑煮』
こちらが我が家の雑煮Ω~
鳥取ではスタンダードな小豆雑煮です。#鳥取 #小豆雑煮 #ぜんざいじゃないです #雑煮は甘いものと思って育ちました。 pic.twitter.com/Tajx4L44p1— しろ🐇 (@shirousagi0721) 2017年1月2日
おしるこを薄めたような味わいのお雑煮です。
小豆雑煮は甘くなく、塩味ベースのお汁にお餅と煮小豆を入れた物といった感じです。
最近では、子供も食べやすいように、またスイーツ感覚として、ぜんざいのようにする家庭も多くあります。
⑤『お餅が入らないお雑煮』
雑煮=お餅が主役という概念を覆す、お餅が入っていないお雑煮です。
いりこでだしを取り、醤油仕立てのお汁には、頭イモと大きなお豆腐が鎮座しています。
このインパクトある盛り付けには意味があり、その昔、人々が安徳天皇をサトイモと大豆でもてなした際、「大豆は豆腐にするように」といわれたことにちなみ、今でもその名残があり、里芋と豆腐2丁で作るお雑煮が主流となっています。
【お雑煮におすすめのお味噌】
最後に、お雑煮にもピッタリの味噌をいくつか紹介します。
・お雑煮におすすめ味噌『石野味噌 懐石白味噌 』
創業天明元年の京都の老舗の味噌屋の白味噌です。
麹歩合が最も多く、新年を祝うお雑煮にもピッタリです。
・お雑煮おすすめ味噌『しま村の白味噌』
ミシュラン二つ星店御用達の天然醸造の白味噌です。
米、大豆、塩、すべてに妥協することなく追求し、自然の甘みに仕上げています。
お雑煮だけではなく、料理の隠し味やアレンジにもおすすめですよ。
・お雑煮におすすめ味噌『西京白みそ/西京みそ』
西京焼き、お雑煮、なす田楽、酢味噌和えなど、様々な料理に使え、圧倒魔に料亭の味に仕上げてくれる、万能白味噌です。
西京味噌は米麹が多く配合され、塩分は低く、甘い味が特徴です。
いかがでしたか?
関西・関東のお雑煮の違いがわかりましたか?
昔ながらの味を受け継いだお雑煮もいいですが、新しいお雑煮にチャレンジしてみるのも新鮮で喜ばれるかもしれません。
是非、参考にしてみて下さいね。
以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「お雑煮は関西と関東ではどう違う?それぞれの特徴とは」でした。
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