富士山の登頂には何時間ぐらいかかる?ルート別で紹介

「富士山」に一度は登ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか?

 

単純に「日本人なら一度は日本一高い山に登ってみたい」という理由で富士登山に挑戦しようと思いますが、富士登山にチャレンジする前に色々知りたい事ってありますよね。

 

揃える装備・登る時期・御来光の時間帯など色々知りたい事があるかと思いますが、初挑戦の前に一番知っておきたい事って「頂上までだいたいどれぐらいの時間で辿り着くのか?」ではないでしょうか?

 

登る前からだいたい頂上までどれぐらいの時間がかかるかを知っておけば、心に余裕ができ、富士登山にチャレンジするという意志も固まるかと思います。

 

今回は、4つの登山ルートのおおよその富士山登頂にかかる時間と距離、休憩所などをご紹介します。

 

 


 

吉田ルートからの登頂時間の目安

 

吉田ルートは富士山の北側から山頂を目指すルート。

登り約7.5km、下り約7.6km往復約15.1kmのコースです。

 

初心者向けのルートとなっており、山小屋も4つのルートの中では最も多く、救護施設や売店もあり、道もしっかり整備されていますので安心なルートです。

 

そういったことから登山者の約6割がこのルートで登山します。ただ登山シーズン中の土日やお盆は大変混雑するルートでもあります。

 

その上、八合目から須走ルート合流するためさらに混雑しますので自分のペースで登山しにくいという声もあります。

 

吉田ルートは登山道と下山道は別になっており、登山道とは反対に下山道の山小屋は極端に少ないので注意が必要です。

 

出発地点は「富士スバルライン五合目」(標高2305m)からで、山頂までの到着時間は平均約6時間半、下山は平均約3時間半が目安となります。

 

初心者向けとも言われ比較的人気のある吉田ルートですが、頂上の久須神社から最標高の剣ヶ峰(標高3776m)までは、お鉢めぐりと言いて富士山の噴火口の周りをぐるっと一周することになります。

 

なので剣ヶ峰を目的とした場合の登山だとさらに時間を要しますので注意が必要です。

 

お鉢めぐりでさらに50分は掛かると思います。

 

下山道は八合目で須走ルートとの分岐点がありますのでそこで道を間違えないようにして下さい。

 

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富士宮ルートからの登頂時間の目安

 

富士宮ルートは吉田ルートの次に人気のあり、約2割強の人が利用します。

富士山の南側から山頂を目指すルートで、登り下りとも約4.5km、往復約9kmのコースです。

 

上りと下りの距離が同じなのは登山道と下山道が同じだからです。

 

ですので道に迷う事はありませんが、すれ違いで時間がかかるコースでもあります。

 

山小屋の数は9個となっており、少ないように思いますが登り下りが一緒の道ですのでそれを考えると決して少なく感じる事はないかと思います。

 

他のルートより一番距離が短い・剣ヶ峰が近いと理由から人気のコースなのですが、登山と下山が同じ道ですので登山時期や時間帯によってはスムーズに登山ができないのがネックです。

 

出発地点は富士宮口五合目(標高2380m)からスムーズに行けば山頂までの到着時間は平均4時間、下山は平均2時間半が目安となります。

 

ただし登山と下山道が一緒なのでピーク時の登山や下山の場合、平均時間はあまりあてにならないという事を念頭に入れておいて下さい。

 

ただ、短い距離で一気に標高が高くなりますので、高山病になるリスクが高いルートでもあるので注意が必要です。

 

他にも傾斜がきつい為、膝の負担に気を使いながらの登山や、下山する必要があります。

 

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須走ルートからの登頂時間の目安

 

須走ルートは富士山の東側からの山頂を目指すルート。

登り約8km、下り約6km往復約14kmのコースです。

 

八合目の吉田ルートとの合流までは比較的空いていますので、出発地点のの須走口五合目(標高2000m)から山頂までの到着時間は平均5時間半、下山は平均2時間半が目安となります。

 

登りは山小屋やトイレが12個程定期的にありますので安心ですが、下山時は少なくなります。

 

五合目を出発してから七合目まで樹林帯を登りますので自然な風景が楽しめます。樹林帯を抜けると方角的にご来光が見られます。

 

七合目から八合目までは富士宮ルートみたいに登山と下山が同じ道になりますが、このルートの利用率は約10%強ですので比較的混雑することはないでしょう。

 

八合目からは吉田ルートと合流しますので日によっては混雑が予想されます。

 

下山時八合目までは吉田ルートと一緒ですので人が多いなぁ、と思いながら下るのですが途中、吉田ルートと須走ルートの分岐点があります。

 

ここでほとんどの人が吉田ルートで帰りますのでついつい釣られて間違って吉田ルートで下山する人が出てきますので気を付けてくださいね。

 

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御殿場ルートからの登頂時間の目安

 

御殿場ルートは富士山の東側から山頂を目指すルート。

登り約11km、下り約8km往復約19kmと一番長い距離を歩くことになりますので上級者向きのコースになります。

 

出発が御殿場口新五合目(標高1440m)が最も低いため、当然山頂までの到着時間も平均7時間半、下山は平均3時間とかなりの時間を要します。

 

御殿場ルートは一番利用者が少ないため、自分のペースで登山が楽しめ歩きやすいのが特徴です。

 

下山時も平均時間が3時間となっているのは柔らかい砂利道ですごく下りやすいからです。ですが、柔らかい為、足がすっぽり埋まってしましますので要注意です。

 

他にも御殿場ルートは山小屋やトイレが5個と極端の少ないため、それなりの装備が必要です。

 

女性の場合、隠れてトイレをする場所もないため、気を付けてほしいところです。

 

ネットでは「最難関ルート」とも呼ばれおり、子供やお年寄り向きではないです。基本日帰りは厳しいルートです。

 


 

いかがでしたでしょうか?

 

富士登山に初挑戦する事は素晴らしい事だと思いますが、装備や体調面は万全の状態でチャレンジしてくださいね。

 

自然の力を舐めてかかると本当に痛い目に合いますし、痛いどころで済まないかもしれません。

 

そして、初心者の富士登山は「夏」がおすすめです。だいたい7月上旬~9月初旬迄です。

 

冬は積雪の為、夏場の富士登山よりはかなり過酷と思っておいてください。

 

冬場はベテラン登山者でも危険で、万全な装備と登山計画書の提出、そして最終的には自己責任になる事を念頭に入れて登山されています。

 

それ程冬の富士登山は過酷なのです。

 

ですので、初めて富士登山にチャレンジする方は、夏場を狙ってチャレンジしてみてくださいね!

 

以上がシェアインフォ―メーションが紹介する「富士山の登頂には何時間ぐらいかかる?ルート別で紹介」でした。

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